漫画『五等分の花嫁』は、春場ねぎにより週刊少年マガジンで2020年12号まで連載され、テレビアニメ第2期も制作された。
作品の目玉となるのは、5人のヒロインである五つ子たち。連載中は毎回、上杉風太郎の将来の結婚相手を巡って論争が巻き起こった。
この記事では、最終巻の「五 等 分 の 花嫁 ネタバレ」をお届けしたい。
五 等 分 の 花嫁 ネタバレ – 最終巻
第114話
四葉は風太郎に選ばれる。
風太郎が四葉に返事を尋ねると、彼女は事態に戸惑いを隠せず、「ごめんなさい!」と即答する。
「上杉さんにはもっといい人がいるはずだよ」と風太郎は呆然と言い続ける。
「気持ちを教えて」という風太郎のプレッシャーに、四葉は逃げ出す。
なんとか校内を走り回りながら、風太郎は四葉を見つける。
四葉を選んだ理由を「僕は弱い人間だから、これからも何度もつまずくだろう」と説明し、風太郎はもう一度彼女の気持ちを尋ねる。
四葉は、自分が選ばれないように「嫌い」と答えようとするが、風太郎を騙すことはできず、本当の気持ちを告白する。
第115話
学校のお祝いの翌日。学校が休みだったので一花は風太郎に電話し、二人はストレス解消のためにテニスに行った。
満足のいくテニスの試合の後、風太郎は一花にすべての話を語る。
一花は四葉が本当の気持ちを受け入れてくれると思っていたが、代わりに「まだやらなければならないことがある」と言って別れた。
一花は風太郎と四葉がまだ付き合っていないことに腹を立てるが、失望しながらも風太郎を褒めて彼のそばにいることを選ぶ。
その間、四葉は風太郎との情事について二乃に謝っている。
友人であり恋のライバルでもある姉妹全員の承認を得ることは、彼女が以前から示していた「やらなければならないこと」だった。
四葉の態度に当然ながら二乃は激怒し、「四葉に心配をかけたくない」「このままの関係が続くなら、姉妹の縁を切る」と宣言する。
その夜、四葉は再び三玖に連絡する。
約束の場所に現れた三玖。しかし三玖は「私は四葉です」と名乗り、四葉と同じリボンを付ける。
四葉は落ち着いて「倫理的にそれはいけないと思う」と答える。
第116話
三玖は四葉から電話を受ける。帰宅前に少し話をするつもりだったが、嵐で電車が止まっているらしく、カラオケ店で一夜を過ごすことにする。
部屋に入ってきた三久はリボンを外し、「私が四葉を引き継ぐなんて冗談よ」と言い、「四葉の真似はできるけど、四葉にはなれない」と付け加えた。
せっかくカラオケに行ったんだから、話題を変えるために歌わなきゃ、と四葉は言う。
三久は思わず歌の途中で演奏を止めてしまい、四葉は「怒ってると思ってた」と冗談を言う。
それでも、三久は「怒ってる」「風太郎に迷惑をかけるようなことはしない」と四葉に何かを感じていることをはっきりと伝える。風太郎に対して四葉がどう反応していいかよくわからないと感じた三久は、彼女に激怒する。
三久は四葉がそんなことを言うとは思っていなかったのでびっくりした。悲しみから立ち直れなかった三久だったが、こうなるだろうと感じていたようだった。彼女は四葉に、自分や他の姉妹が感じている気持ちを姉妹たちに受け止めて欲しいと伝えた。
四葉が反撃を決意した後、彼らは夜明けまでカラオケをした。
翌朝早く、二人はカラオケを後にした。
三玖は、それまでに風太郎が自分にしてくれたことをすべて思い出した。そして、持っていたリボンを手放し、自分に恋をして海に投げ捨てた。
第117話
下田の学校は五月の通う学校だった。五月は、風太郎や他の姉妹たちに対する今の気持ちをドラマに例え、五月が疑問に思った。五月は、姉妹たちへの気持ちや、風太郎のことを好きなのか気になっていた。
すかさず下田は「それは嫉妬だよ」と答える。そして、入試を控えたこの忙しい時期に恋に興味があるのなら、恋に悩む中学生の悩みを聞いてほしいと頼む。
翌日の学校。五月は、自分の能力の範囲内で彼女の問題に対処したようだが、適切なアドバイスができたかどうかは自信がない。
その時点で、風太郎は彼女に話したいことがあると言い、昼食に誘う。
二人が食堂に着くと、四葉と二乃はばったり出会う。席が空いていなかったため、結局二人はテーブルを共にすることになる。
四葉と二乃も会話をしたようで、そのせいで状況は不愉快になる。
五月は、雰囲気を和らげようと自分の状況の最新情報を伝えようとするが、雰囲気がまだ深刻なため、二乃は五月によって別の教室に連れて行かれる。
四葉は彼女を追いかける。
五月と二乃は食堂を出る。
二乃は五月に「結局、あなたの立場は?」と尋ね、不満を表明しながら立ち去る。
その後、五月は風太郎とよりを戻す。
第118話
四葉は二乃とだけ話す。
「五つ子の絆を壊したのはあなたよ」と二乃は率直に説明する。
四葉は中学時代の出来事で頭を下げて謝らざるを得ない。しかし、彼女は「上杉さんに私たちの関係を認めてもらいたい」と率直に言う。
「私を無視して付き合って!」と怒って懇願する二乃に対し、四葉は「今じゃなくてもいいのよ(上杉さんにあなたとの仲を認めてもらうために)」「私の気持ちは今も変わらないはず」と引き下がらずに答える。
四葉がまだ五つ子を恋のライバルと見ていると認めると、二乃は戦いを誓う。
四葉もその任務を引き受ける。
その後、二乃は隠れ場所を見つけた風太郎と五月を呼び出す。
風太郎に宣戦布告した後、四葉と共に教室を出る。
二乃は、恋の相談をしてくれた中学時代の女子と再び会話。どうやら、二乃の好きな女の子は失恋を経験しており、すでに恋人がいるらしい。
「たとえ恋がうまくいかなくても、この恋があなたをこれから輝かせることになる」と、五月は視線を合わせて告げる。五月は自分の気持ちに決着をつけられずにいたが、二乃と四葉の話を聞いて気持ちが晴れたようで、自信をもって答えることができた。
ようやく、心からの「おめでとう」を風太郎に伝えられた。
第119話
満員電車に乗った風太郎と四葉。二人は風太郎がセッティングしたデートに向かう途中。図書館に着くと、風太郎は自習を続けるためにそこにいた。
何を言えばいいのかわからず、風太郎は用意した会話デッキから「将来の目標」を取り出し、独白を始める。
四葉は「人を支えるのが自分に合っている」と言い、人を助ける仕事に就きたいと言う。
将来の話をしているうちに、五つ子の子供の頃の夢の話になる。自分の夢について聞かれると、四葉は「夢はあったと思う」「忘れた!」と答える。例えば、風太郎が二乃のことを話すと、影で聞いていたキャラクターがどこからともなく現れる。
その後、残りの五つ子がそれぞれ登場。確かに、相手に知られずにこっそりスケジュールを守っていた。
五木は風太郎と四葉を叱り、二人はすぐにその場を立ち去る。五木と二乃は四葉の背中を見張る。
二人はやがて公園に着く。風太郎をこの公園に連れ戻し、四葉は尋ねる。「今日は上杉さんが、あなたにとって意味のある場所に連れて行ってくれることになっているんです」
「ここは、私があなたとここに来た日から、その場所の一つだったんだ」と風太郎は言い返す。四葉は風太郎に促されて再びブランコから飛び降りる。「そこまで飛べるなら、教えてあげたいことがある」と風太郎は力強くブランコに飛び込むと宣言する。
数回ブランコを振った後、チェーンが切れて風太郎はブランコから投げ出される。落ちながら、風太郎は四葉のところへ飛び戻る。
四葉は「付き合う前にそんなこと言われたら嫌だわ」「私じゃないといいのに!」と言い、急かされたことを後悔する風太郎に「子供の頃の夢を思い出した」とプロポーズ。そして、他の4人が見守る中、四葉は「子供の頃の夢を思い出した」とプロポーズする。
第120話
毎日放課後、一花と風太郎以外の五つ子は図書館でいつもの授業を受ける。(一花は就職中)
風太郎が「先生と生徒の関係が終わっても会えるよ」と答えると、三玖は嬉しそうだった。以前は、受験が終わったのに授業に出席していいのだろうかと落ち込んでいた。
放課後、五つ子と風太郎は家路につく。
気を取り直した風太郎は「伝えたいことがある」と宣言する。「受験する大学は…東京だよ!」彼は少しどもりながら言った。
しかし、五つ子は冷たく「それは分かってるよ」と答えた。
みんなの肯定的な言葉に風太郎は少し気まずい思いをしたが、それでも「ありがとう、君たちに会えてよかった」と言って立ち去った。
五つ子は風太郎に別れを告げると、涙を流した。
その後の数ヶ月、五つ子と風太郎はそれぞれの目標に向かって前進した。
四葉は体育大学に合格し、五月は希望の大学に合格し、一花は演劇のオーディションを受け、三玖は料理学校に合格し、二乃は自分の道を進むことを選び、風太郎は試験を受けるために出発した。
五つ子はそれぞれ違う方向を向いているが、同じ空を見上げている。
第121話
5年後、時は現在に戻る。アメリカ旅行から帰ってきた一花を、五月が迎えに来る。
5年後、五月は教師、一花は有名女優。2人は二乃と三玖が経営するカフェに行く。
久しぶりの再会に4人は大喜び。少し遅れて四葉も合流。一花が麗奈の形見として持ってきたイヤリングを着けて、結婚式に向かう。
挙式が終わって披露宴が始まるまでの間がある。四葉のヘアセットが終わるのを待ちながら、風太郎は待合室にいる。
中野の父が訪ねてくる。「四葉は本当に幸せか?」と中野の父にぶっきらぼうに問いかける。それに対し、風太郎は「はい、僕も幸せです」と力強く答える。
そして中野の頼みでワインを開ける。
風太郎は中野の父に自分の人生について語る。上杉の父は影から見守る。
母や父のこと、そして父が二乃と三玖に貸していた空き店舗のことを話しながら、風太郎は自分の考えを語る。
会話が終わると、スタッフは彼を待合室から出るように呼び出す。
上杉の父が風太郎の代わりに入ってくる。
中野は父がワインを飲んでいるのを見て、「お酒はお祝いのときだけ飲むと思っていたよ」と言う。
四葉の待合室に入ってきたのは風太郎。
四葉がカーテンを開けると、同じウェディングドレスを着た五つ子たちがいた。
その後、彼らは風太郎に「五つ子ゲーム決勝」への挑戦状をたたきつける。
最終回(第122話)
彼らは風太郎に「五つ子ゲーム決勝」を挑む。風太郎は「舐めるなよ」と言いながら挑戦を受け、五つ子の一人を指差して「お前は一花だ」と言う。
一花は四葉を当てるだけだと思っていたのでショックを受けたようだが、風太郎は気にしていないようだ。彼は続けて別れの言葉を言う。
そして二乃に身振りで示す。
二乃は高校時代に経験した心の痛みからまだ立ち直っていないのか泣いており、風太郎は彼女を慰めることができなかったことを詫びる。
次は三玖。
三玖は「私、うまくやってるかな」と泣きながら、当てられた後に風太郎を抱きしめる。
風太郎は彼女を応援する。
次は五月。
自信満々に五月をちらりと見る風太郎だが、五月は「四葉だけど…」と答える。
その答えを聞いて風太郎は緊張するが、五月は油断して「五月だった」と告白する。
五月が以前の話し方に戻ったことに気づかず、「あなたとは絶対に仲良くなれないと思う!」と言い争いになる。
最後に、風太郎は四葉を言い当て、式は祝賀会で終了する。
四葉と風太郎はカジュアルな服装でロビーに集合。
その時、スタッフが四葉にリボンを渡し、何か足りないものがあると言う。
しかし、四葉は「捨ててしまえ」と言い、受け取ろうとしない。
「それがあなたのトレードマークでしょう?」と風太郎は断言する。
それに対して、彼女は「大丈夫」と言う。
四葉と風太郎は階段を降りる。他の4人が待っている間に、彼らは新婚旅行の行き先について話し始める。
それを見た風太郎は、卒業旅行の5年前の決断を思い出した。そして、その時と同じように、私は「五つ子って本当に大変だ」とつぶやいた。
まとめ
以上です。感想はいかがでしたか?
今回は『五等分の花嫁』最終巻となる14巻のネタバレをお伝えしました!
ついに完結…
何度読んでも愛くるしいヒロインたちと引き込まれるストーリー展開が素晴らしいマンガです。
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